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【Graspy】グラスピー(無料)でデータ分析コースを始めてみた感想!!

引き続き、無料でプログラミング学習が出来るGraspy(グラスピー) の記事です。

 

Graspy(グラスピー)の詳細については、別記事にまとめました!!

 

■今回学習したコース

今回は、「Data Analysis for Business」というデータ分析コースを始めてみました。

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 他のコースと同様、受講するには100ポイントが必要です。

 

■結論:どの程度のことが学べるか

とにかく結論です。どの程度のことが学べるかということですが、以下のとおりです。

・データ分析で使うツール群を知り、使ってみることで使い方が分かる

・実際にデータの読み解き方を知って、データ分析という仕事のイメージがつく

・簡単な統計知識に少し触れることが出来る

 

正直、そのようなレベル感です。以下のようなことは期待出来ないです。

Pythonをがっつり学ぶ

・データ分析のツール群を究める

・統計知識を深く学ぶ

 

ただ、データ分析の最初の一歩が分からないという方には、とてもとっつきやすいコースになっていました。

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■学べることの詳細

端的に言うと、このコースで学べることは以下のものです。

Python (プログラミング言語です)

・Jupyter Notebook (データ分析用のツールです)

・Pandas (データ分析のライブラリです)

・Matplotlib (Pythonのためのグラフ描画ライブラリです)

 

これを見て「おっ」っとモチベーションが上がる人は受ける価値があると思います。

ただし、あくまでも入門編という感じです。広く浅く触ってみるだけです。

感触を掴むという意味ではとても軽くていいですが、それぞれがっつり学びたいという人には物足りないコースです。

その証拠に、このコースの想定学習時間の目安が4時間に設定されています。

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休日にサクッとやって、データ分析の仕事ってどんな感じなんだろうという感触を掴む目的に受講しても良いかと思います。

また、上のスクショにもありますが、非エンジニア向けのコースです。ビジネスサイド(コンサル等の職種)の方のデータ分析入門にもピッタリです。

ひつこいですが、がっつり学びたいコンサルの方やエンジニアの方には物足りないかと思います。

 

Pythonを学ぶコースではない

補足ですが、Pythonを学ぶコースではないです。

つまり、「よーし、Pythonを学びつつ、データ分析を学習するぞ!」と気合を入れても、肩透かしを喰らうことになります(笑)

もちろん途中でPythonのコードをちょいちょい書くことにはなりますが、Pythonシンタックスを一から学ぶというわけではないので、Python自体をしっかり学びたい人は、先に他の学習方法を探した方が良いです。

ただ、Pythonの学習をしたことがない方でも、受講できるという点では良いです!!

 

■Anaconda

学べることという程のものではないですが、Anacondaとはなんぞやということに触れられます。

AnacondaとはPythonディストリビューションです。

(※公式ページ見ると、もうディストリビューションという言葉は使わなくなっています。エディションという言葉に変わっていました。

=Graspyの講義自体が頻繁にアップデートされているということはなさそうです。)

 

ちなみに、ディストリビューションとはなんぞやという方もいるかと思います。LinuxとかのOSを触る人には、とても馴染みがある言葉ではないでしょうか。

分かりやすく言うと、ソフトウェアのパッケージです。つまり、諸々のソフトウェアがセットになっているものです。

Anacondaはつまり、データ分析に必要なソフトウェアがセットになっているもので、Anacondaをインストールすると、データ分析に必要なものが同時にインストール出来るということです。

つまり、このコースで学習するツールやライブラリが一括でインストールできます。

このコースでは触れないですが、有名なnumpyやTensorflowなども含まれているパッケージです。

 

■構成:ストーリー仕立て

こちらの講義は、仮想の会社の業務をこなすという設定で進みます。

プログラミング教本とかですと、文法を順番に覚えていくとような内容が多いので、ストーリー仕立てという構成は、モチベーションの維持がしやすくていいと思います。

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こんな感じで、会社の社員がキャラクターになっており、現実世界でどういう課題があって、どのようにアプローチすることがデータ分析なのかということが学びやすいです。いいですね。▼

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こんな感じでセリフ部分もあり、とっかかりやすいです。

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さっさと進めたいという人には少しうっとおしいかもしれませんが(笑)、

そこまでひつこくはないので、大丈夫かと思います。

 

■余談:実際にプログラムを自分で動かしてみる大切さ

すいません、Anacondaのこと書いていて、ちょっと書きたいことが出てきたので、しばし余談。全然飛ばしていただいて結構です。

ITの世界では、やはり実際にインストールしてみて、自分で動かしてみるということがめちゃくちゃ大事だと思います。

本を読んででも、理論的なことは頭に入ってきますが、脳に定着しない可能性が高いですし、何より感触が分からないです。ソフトウェアは、とにかく感触が大事です。

 

何かに例えて言うならば、水泳を思い浮かべてみて下さい。例えば、泳ぎ方について書いている本をいくら読んで、部屋の中で手や足の動かし方を確認しても、水の感触や水に体を浮かせてみたときの感覚抜きに泳げるようになることは不可能です。

 

ソフトウェアも同じで、いくら書き方や動かし方を本から学んでも、実際に触って動かしてみないことには、自分の中にソフトウェアの感覚を持つことが出来ません。その感覚がある人とない人とでは、ITの話をするときの話し方に確実に差が生じます。

 

すいません。余談でした。

 

■Jupyter notebook

こんな感じで、Jupyter notebookを使って、ファイルを作成したり、コードを書いてデータ分析の仕方を学んでいきます。

実際の画面のスクリーンショットを見て学べるので、初心者の方にも問題ないかと思います。

 

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このツールはブラウザのUIから動かしていくツールですので、とてもとっつきやすかったです。私も初めて触りました。

 

■データ分析コースの学習時間について

このコースは4時間で学習出来る想定になっています。が、ゆっくりやってもそこまでかからないと思います。

環境の構築もひっかかる要素はなかったです。

時間さえ取れれば、全く問題なく1カ月以内に終わりますので、100ポイントで学習完了します。

 

■補足:ポイントについて

このコースは、想定学習時間の目安が4時間の内容ですが、他のコースと同様、1カ月間の受講に100ポイントを消費します。

グラスピーでは全てのコースで、ボリュームに関わらず100ポイントを消費するということです。

 

以上、今回は、Graspyのデータ分析コースについて書いてみました。

 

Graspyは登録だけでなく、完全に無料で利用出来るサービスです。
簡単な登録後に、コース受講が即開始できます。

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Graspyについてもう少し知りたい方は、他の記事もご参照下さい。▼

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