インド育ち日本人SEのスキル向上ブログ

IT系のスキルアップに関連する記事を気ままに書いているブログです。エンジニア、ITスキル、キャリア、転職、英語、海外について書いています。

【入門/再入門】プログラミングの学習に「2週間でJava SE Bronze の基礎が学べる本」が最高におすすめな理由

プログラミング言語を本で学ぶ際、どのような入門書を1冊目として選ぶべきか迷いませんか?これを読んでいる方は、Javaに興味があるか、Javaを学びたいと思っている方だと思います。

 

本ページでは、タイトルに書いた「2週間でJava SE Bronze の基礎が学べる本」が具体的にどのようなレベルの方におすすめ出来るか、何を学べるか、おすすめする理由は何かについて書いていきたいと思います。

2週間でJava SE Bronzeの基礎が学べる本 徹底攻略シリーズ

 

プログラミング言語の入門書(=1冊目)の選び方 

 

早速ですが、プログラミングを学ぶ順序については、次のような順序で学ぶのが良いと思います。

  1. 特定の)プログラミング言語の基礎(例:JavaRubyPythonPHPなど)
  2. プログラミング言語の設計・開発思想
  3. プログラミング応用(アルゴリズム
  4. 特定の開発言語のフレームワーク
  5. Webまたはアプリ開発の基礎

(※この順序は、本に限らず、スクールやオンラインコースで学ぶ際も同じです。) 

 

プログラミングを学ぶ順番としては、まず学びたい言語を決めて、プログラミング言語基礎(上記1)について説明した入門書を「1冊目」として学習します。

ただ、その入門書がプログラミング言語の設計・開発思想(上記2)までしっかり説明してくれているとは限りません。

開発言語の文法は学べても、その言語でどうプログラムを書くべきか、どう設計すべきかについては書いていないこともあります。

 

どういうことかと言うと、プログラミング言語というのは、それぞれ特徴や強みが異なります。この言語ではこう書くべきということを学ばないと、その言語を活かしきれない可能性が高いです。(Javaの場合は特にそうです。)

 

その点、本ページで紹介する「2週間でJava SE Bronzeの基礎が学べる本」は、プログラミング言語であるJavaの基礎として、文法+設計・開発思想についてしっかり書いてくれています。

 

■おすすめの学習対象者

本書のおすすめ学習対象者は、

  • プログラミング入門者
  • プログラミング再入門者
  • これからJavaを学習したいと思っている方

です。

 

プログラミング入門者におすすめ

本書は、Javaの入門者はもちろん、プログラミング自体の入門者にとっても、Javaを学びつつプログラミングの基礎が身に付けられる内容になっています。

 

本書は、説明が簡潔で非常に分かりやすいです。また、情報量のバランスが最高に良く、くどすぎず丁寧に説明しています。

 

ただ、プログラミング入門者の中には「もっとひつこく丁寧すぎるくらい説明して欲しい 」と感じる方も、もしかしたらいるかもしれません。

 

それでも、個人的にはプログラミング初心者におすすめできる本だと言えます。

というのも、結局プログラミングというのは、本を一周読んだくらいでは身に付きません。難しい概念については何度も説明を読んで、何より自分でプログラムを書いてみて、プログラムを動かしながら少しずつ理解していくのが、一番の近道だと思います。どうせ一回ではなかなか分からないので、説明は簡潔に分かりやすい方がいいと思います。

 

もちろんプログラミングに自信がないなど、めちゃくちゃ簡単な入門書をやって、プログラミングの楽しさを感じたいという方もいると思います。そういう超入門をお探しの方は、別の本の方が良いかもしれません。

 

いずれにしろ、確実にJavaでプログラミングの基礎力をつけたいという方には、間違いなくおすすめできる本です。オブジェクト指向についても、しっかりと説明されています。

再入門者にもおすすめ

本書は、再入門者にもおすすめ出来ます。内容が体系的で、基礎の文法や考え方がしっかり身に付くため、プログラミングの再入門、Javaの再入門学習に持って来いです。

 

具体的には、実務でのプログラミング経験が不足しており、改めてJavaでプログラミングの基礎を固めたいという方にめちゃくちゃおすすめです。

私も、そういう目的で読了しましたが、基本的なクラスの設計の仕方や、オブジェクト指向の考え方の基本がしっかり理解出来たと感じました。

また、Javaのベンダー資格であるOracle Java Silverを受験しようかと考えているので、その準備の意味でも本書を利用しました。

 

2週間でJava SE Bronzeの基礎が学べる本 徹底攻略シリーズ

 

■「2週間でJava SE Bronze の基礎が学べる本」で学べること

ざっくり書くと、以下のとおりです。

詳細は、目次を見ると分かりやすいので、以下に記載します。
1章か2章が1日分に含まれます。

【1日目】 Javaの概要/変数、データ型、演算子
【2日目】 条件分岐
【3日目】 繰り返し構文
【4日目】 配列/メソッド
【5日目】 オブジェクト指向
【6日目】 モデリングUML
【7日目】 インスタンスの扱い方
【8日目】 オブジェクト型配列/パッケージによるクラスの分類
【9日目】 クラスの継承
【10日目】 例外処理
【11日目】 ポリモーフィズム
【12日目】 抽象化プログラミング
【13日目】 コレクション
【14日目】 標準クラスライブラリ

■本書のおすすめポイント

・プログラミングの基礎が学べる

(ひつこいですが、)プログラミングの基礎が学べます。オブジェクト指向もしっかり学べるので、今はJavaを学習したい/しないといけないが、後々、別の言語も学習しようと思っている方にとっても、Javaを通してしっかりした土台を築くことが出来ると思います。

・OCJP取得を目指すための基礎が学べる

 本書は、OCJP(Oracle Certified Java Programmer)資格の対策本が読めるレベルにまで持っていくことが出来ます。これを読んだ後に、Bronze、Silver対策本に進むことを想定して書かれています。

・2週間で学べるように、14章で構成されている

学習すべき順序や説明の仕方も素晴らしいです。

最初は理解を容易にするために、仮の概念で説明し、オブジェクト指向の章で、具体的にその概念について、正確な説明をするというような手法が取られています。無理なく、順序よく理解出来ました。

 

ちなみに1日1章で学習出来る量とはいえ、章によっては内容が難しく、時間がかかる章も存在します。

個人的には、1章につき平均1時間前後かかりました。オブジェクト指向に関する、概念の理解が難しい章については、2時間弱かかりました。

・著者が実際に新人研修で行っていることがベースになっている 

著者は長年にわたり、エンジニア育成に携わっている方です。その方が、新人研修でやっていることを書籍にしているということなので、基礎が身に付くということについても納得が行きます。

また、OCJP資格の対策本で有名な黒本の作者でもあるので、スムーズに対策本に入っていけると思います。  (私もこれから取り組む予定です。)

徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応

■参考:「2週間でJava SE Bronze の基礎が学べる本」の学習時間

ざっくり1日分は早くて30分、平均1時間前後かかります(かけました)。

これは、コードを自分で書くかどうかによるかと思います。私は、出来るだけ書くようにしたので、読むだけであれば、もっと早く読めるとは思います。復習したい、ざっくりJavaについて把握しておきたいという方は読むだけでも良いと思いますが、入門者の方は、必ず自分でコードを書きましょう。

 

参考まで、難しい章(※下記★)を読むのにどれくらい時間がかかったかを書いておきます。

【1日目】 Javaの概要/変数、データ型、演算子
【2日目】 条件分岐
【3日目】 繰り返し構文
【4日目】 配列/メソッド
【5日目】 オブジェクト指向 ★1時間40分
【6日目】 モデリングUML
【7日目】 インスタンスの扱い方 ★1時間
【8日目】 オブジェクト型配列/パッケージによるクラスの分類 ★1時間
【9日目】 クラスの継承 ★1時間15分
【10日目】 例外処理 ★1時間
【11日目】 ポリモーフィズム ★1時間50分
【12日目】 抽象化プログラミング ★1時間
【13日目】 コレクション ★1時間30分
【14日目】 標準クラスライブラリ

平日に1時間前後、週末に数時間勉強すれば、2週間もかからずに終わらせることも出来ますね!

■注意点:少し古い(SE8に対応)

この本を学習する際の注意点ですが、今(2020年7月時点)は、JavaのSE14がリリースされています。OCJP資格については、SE11が最新です。

そのため、本書の内容では、カバーしきれていない部分もあるかもしれません。

ただ、OCJP資格については、受験準備として、受験するバージョンの対策本を学習すれば問題ないかと思います。(私はそのつもりです。)

 

BronzeレベルのJava基礎を学習するという意味で、十分おすすめ出来ると思います。 

■おまけ:Amazon Kindle Unlimitedでも読める

ちなみにこの本は、2020年7月時点で、Amazon Kindle Unlimitedでも読めます!(※Amazon Primeでは読めません。)

Amazon Kindle Unlimitedは、IT本についてもかなり読めるので、おすすめです。興味がある方は、一度調べてみてください。

その内、Amazon Kindle Unlimitedで読めるIT本についても書きたいと思っておりますが。

 

今回は以上です!